マーフィーの成功哲学は、ニューソートと呼ばれる、
新興キリスト教の特徴を生かしたものであり、
マーフィー自身が牧師でもあるので、
キリスト教のエッセンスをうまく生かし、
成功哲学としているのです。
マーフィーの成功哲学がこれだけ多くに人に、
取り入れられた理由としては、多くの事例を紹介していることです。
それまでの成功哲学の本は、考え方や行動ついて、
述べているだけであり、具体的にどうすればいいのと言う部分で、
凄く難解なことが多かったのです。
でも、マーフィーの成功哲学は、
この人がこんなとき、こう、アドバイスしてこう行動したら、
このような結果が出たと具他入れを述べているのです。
また、眠りながら巨万の富を得るなど、
それまでの成功哲学の本とは違う切り口で書き進めているのも、
多くの読者をひきつけることになったのだと思います。
マーフィーの成功哲学の特徴は、
キリスト教の祈りを効果的に利用していることといえます。
日本人には、キリスト教の祈りに対し理解が少ないのですが、
マーフィーの成功哲学をよく読んでもらえばわかるように、
瞑想とアファーメーションを含んでいるのです。
このことは、非常に重要であり、この二つを使うと、
潜在意識に思いを書き込むことが出来るのです。
日本人であれば、座禅を組みながらイメージをするという、
方法だといえば理解しやすいかもしれません。
事実、密教の中にはこれと似た方法がいくつもあるのです。
マーフィーの成功哲学で成果が出ないのは、
この祈りの使い方が悪いからなのです。